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FXのレバレッジ制限強化


 2010.6

FXの「証拠金倍率」が今年81日から最大50倍に、
来年8月からは最大25倍に制限されます。

ここ数年“FX”(外国為替証拠金取引)がえらい人気でした。その理由は、日本の銀行金利がほとんどゼロ状態であったところに、1998年外国為替取引が原則自由化されて、手軽にできるFXが注目されることになりました。
2国間の通貨の差額で儲けるのなら、外貨預金と同じです。
FXが人気になった大きな理由のひとつに、“外貨預金”にはない“レバレッジ”(注1)効果があります。
外貨預金は「買い」の商品ですが、FXは「買い」でも「売り」からでも始めることができる商品ですが、その上、いきなり100倍とか200倍とかのレバレッジを効かすこともできるプロ気分満点の金融商品です。
でも為替相場はプロでも予測できるものではなく、あまりレバレッジを掛け過ぎた投資を行なってしまうと小っちゃな個人では簡単に破綻したりしかねません。(注2)
そこで旧自民党政権において、金融庁はFXについて、預けたお金で何倍の売買ができるか示す「証拠金倍率」を規制する方針を決めまという経緯です。

“投資家の自己責任で規制は不要“などの反対意見もあったようですが、不慣れな消費者の保護と安心して利用できる市場が目指すところですが、618日からスタートする“クレジット規制”同様、当初の冷や水は避けられないと予想されています。

(注1)

少額資金で大きな金額を動かせることをレバレッジ(テコ)効果といいます。
FXは現物取引ではなく金融先物取引であるため、こうした取引が可能となります。

証拠金10万円でレバレッジ10倍とすると、購入する外貨の額は100万円となります。

(注2)

近鉄子会社のビルメンテナンス会社「近鉄ビルサービス」(大阪市中央区)の元社員が10億円以上を着服したとされる事件で、大阪地検特捜部は28日、電子計算機使用詐欺と業務上横領の罪での元社員36歳=懲戒解雇=を起訴した。
特捜部によると、「外国為替証拠金取引(FX)に使った」と起訴内容を認めているという。
起訴状によると、元社員は経理課に勤務していた平成19年8月~21年11月、社内の銀行振り込みシステムを不正に処理したり保管していた売上金を自分名義の口座に入金したりして、総額約10億5800万円を着服したとしている。
(産経新聞:5月28日)


ソニー銀行(東京都千代田区)の顧客口座から計約3700万円を詐取したとして、警視庁捜査2課は21日、不正アクセス禁止法違反や電子計算機使用詐欺などの疑いで、元行員29歳=東京都北区豊島=を逮捕した。
同課によると、元社員は「FX外国為替証拠金取引)の損失を穴埋めするためにやった」と容疑を認めている。
(産経新聞:5月21日)

 

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