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【FPなコーナー】
 

6つの係数


2008.1.

i=利率

n=期間

P=現在値

S=将来値

R=n期間継続して支払う(受け取る)額

終身雇用や年功序列のシステムが徐々に崩れてきて、ライフプランニングする場合の将来予測がし難くなっています。

でも、書類上でプランを立てなくても、少なくとも頭の中で漠然とした将来のイメージは持っているものではないでしょうか。

より具体的にするためには「6つの係数」が便利です。

個人的にはFPの受験からもう7年位経ちましたし、日常的には使うことが殆んど無い「6つの係数」ですが、いまでも気になるのは何故でしょうか。

多分、ライフプランニングを勉強しているときに「6つの係数」を使って色んなケーススタディをやってみたことが面白かったからだと思います。



【終価係数】

S=P(1+i)n

現在の額から将来の額を求める時に使用する係数、例えば複利計算など身近に使える係数。

■100万円を年利3%で複利運用すると10年後は幾らになるか?

1,000,000円×(1+0.03101,344,000

1,344,000円÷1,000,000円=1.344・・・終価係数

早見表があるので、複利4%で10年間運用すると1.48の終価係数、複利5%で10年間だと1.629の終価係数を掛けるとすぐに幾らになるのか分るのでとっても便利です。


【現価係数】

P=S[1/(1+i)n

“終価係数”とは逆に、将来の額から現在の額を求める時に使用する係数。

 10年後に100万円にしたい場合、年利3%で1年複利運用するとして手持ちは幾ら必要か?
  
  1,000,000円×[1÷(1+0.0310]=744,110

  744,110円÷1,000,000円=0.7441・・・現価係数


【減債基金係数】

R=Si(1i)n-1


将来目標とする額を貯めるために必要な毎年の積立額を求めるときに使用する係数。


10年後に100万円を貯めたい。年利3%複利として、毎年幾ら積み立てればいいか?

  1,000,000円×0.03/[(1+0.0310]-1=87,230

  0.03/(1+0.03)10-1=0.08723・・・減債基金係数

 

【資本回収係数】

R=P[i/(1+i)-1]


借入金から年間返済額を求めたり、現在の資金額を運用しつつ一定期間で資金を取り崩すときに使用する係数。

   100万円を年利5%で借りて20年間で返済する場合、毎年の返済額は幾らか?

1,000,000円×{0.05/[(1+0.0520-1]+0.05}80,240

0.05/[(1+0.0520-1]+0.050.080240・・・資本回収係数




【年金終価係数】 

S=R[(1+i)n-1/i]


毎年の積立額から将来の元利合計を求めるときに使用する係数。


  毎年50万円を年利3%で10年間積み立てたら、10年後には幾らになるのか?

500,000円×[(1+0.0310-1]/0.035,732,000

[(1+0.0310-1]/0.0311.464・・・年金終価係数

 


【年金現価係数】

PR[(1i)1i(1+i)n]

目標とする年金額を受け取るために必要な年金原資を知るときに使用する係数。

  毎年60万円ずつ年金を10年間受け取りたい場合、年利3%で複利運用するとして今幾ら預ければいいのか?

600,000円×[(1+0.0310-1]/[0.03×(1+0.0310]=5,118,000

[(1+0.0310-1]/[0.03×(1+0.0310]=8.530・・・年金現価係数

 

※出所&参考資料:ライフプランニング・リタイアメントプランニング(日本FP協会)

 
 

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