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銀行破綻・今昔

 2023.3.31

2008年に起きたリーマンシックと今回の欧米の銀行破綻は違う要因とのこと。

リーマンショックは金融工学を駆使して粗悪な商品とまともな商品を混ぜてレバレッジを効かせてお金を廻したサムプライムローン問題が発端で、世界中に金融不安を撒き散らした。

今回は欧米の中央銀行がインフレ退治のために金利を引き上げた結果、民間銀行が抱えていた債権の価値が急落したことで、一機に信用不安に陥った結果の破綻。

今後も欧米では金利の引き上げが続くようですから、新たな銀行の破綻があるのでしょうか?

小さな銀行だと救済できるが、大きすぎる銀行だと世界中で金融不安が起こるだろうし、コロナ禍で業績を伸ばしたノンバンクも多数あるし、これからもいろいろなことが起りそうです。 

もし、金融が不安定な状況に陥るとどうなるのか?

思い出すのは、我々が経験した①昭和期後半のバブル崩壊、②リーマンショック があります。

     バブル崩壊後は、銀行の不良債権処理で右往左往の状況でした。
RCCや損切りしたくない銀行(損切り出来ない銀行は潰れました)と損切り後の不動産を購入しようとする買主の駆け引きで我々の仕事は忙しかったですね。
損切り出来ない銀行は潰れましたし、政府も公的資金を注入して大銀行を救済しました。
でも、損切り物件に融資をしてくれる銀行もありましたので、それなりには物件の動きはありましたね。

②リーマンショックの時は、意外なことに大型物件でも買主はチャンといるのに、売主と金融機関が身動きできない状態で商談は思うように進みませんでした。
売主の方から破談になるケースが結構ありましたので、当時はどうしょうもなかったという記憶がいまだに残っています。

金融不安になると金融機関の貸し出しが厳しくなるために買主は少なくなります。
でも購入意欲のある買主はチャンと存在しますし、抵当権者の同意が取れれば取引は成立します。
でも「落し処」や「着地点」が見え始めるまでの期間が、数年掛かっていたことは確かです。

だから賃借人の確保が難しそうな収益物件、且つ築年数の古い物件、借入依存度の高い方は苦労すると思います。

持ち堪える耐力がある所有者の皆さんは全然心配いりませんけど…

 


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